今週火曜日、おばあちゃんが99歳になりました。
昨年までは、一人で暮らしていたおばあちゃん。自分でご飯をつくり、洗濯をして、畑も耕していました。体が思うように動かなくなってきても、自分で自分を奮い立たせ、毎朝ベッドの上で運動することを欠かしませんでした。
毎日空を見上げて、季節や天気の変化に応じて、畑の野菜たちをこまめにケア。まるで自分の子どものように野菜たちを気にかけ、手をかけていました。そうやって育った野菜たちは、いつもシャキッと背筋が伸びていて、土を離れて時間が経っても水々しくてかっこいい。私は、おばあちゃんがつくる野菜が大好きです。
なんだか、これを書いていて泣きそうになってきましたが…
先日、おばあちゃんの体温が急に下がり、急遽入院したので心配で…おばあちゃんのお誕生日も子どもたちと一緒に直接お祝いしたかったので、長野に帰省してきました。
長野での滞在時間は15時間、おばあちゃんに会えたのはたった20分だけでしたが、会いに行って本当によかった。
おばあちゃんに会えたこと、
子どもたちを会わせられたこと、
病院だからロウソクの灯りはつけられなかったけれど、ロウソクを立てたケーキを手に、みんなでバースデーソングを歌ってお祝いできたこと、本当に嬉しかったです。
私は、おばあちゃんの年齢になったとき、おばあちゃんのように気丈に生きていられるだろうか。
そのとき、どんなことを思っているんだろう。
それまでに、どんな人に出会い、どこに住み、どんな経験をしていこうか。
おばあちゃんに会ったことで、同時にこんなことも考えさせられました。
以前の私だったら、まだ見ぬ未来の大きさに圧倒されて不安に思い、理想の未来をひたすら書き出していたことでしょう。そして、その中から今できることに集中し、行動することで、不安を原動力に変えようとしたと思います。これしか方法を知らなかったから。
でも、今の私は、正しい方法で自分を見つめ、人生や幸せという難問に取り組むことができると感じています。
ヨガで「自分を見つめ、自分を律し、自分の心と体をケアする方法」を学んだことで、私はようやく、自分の足をしっかり地面につけて立つことができるようになったと感じているから。そして「自分の人生を自分でつくっていく」という前向きで主体的なマインドと、心が通じ合う仲間がいてくれるからです。
今日は、ずっと通ってきたヨガのティーチャートレーニング最終日。
きっと、ここまで走りきった達成感で満ち溢れた気持ちになるだろうと想像していましたが、今はそれよりも、自分で自分の人生を作っていくための正しい方法をようやく手にすることができたという不思議なくらいの安心感で、とても穏やかな気持ちでいます。そして、これからの人生にこれまで以上にワクワクして、澄みきった青空のようにさわやかな気持ちです。
おばあちゃんから改めて人生を考えるきっかけをもらった次の日に、このような気持ちでこの日を迎えられたことを嬉しく思っています。
ここ数週間は、コロナの影響で、私たちの普通や日常が急に変わることがあるということも実感した日々でした。今後も、私たちの普通や日常はどんどん変わっていくことでしょう。
未来は誰にもわからないから、誰にとっても不安はあると思います。でも、わからないからこそ、自分自身を見つめてこまめにケアすること、自分で自分の人生を選び、その過程がたとえいばらの道であっても楽しもうとするマインドを持っていること、そして心が通じ合う仲間がいることが鍵になると感じています。
ワクワクしながら、一歩ずつ歩いていきましょう。
2020.3.21
新しい出発の日に🌞✨
Sea the Sun
Kie
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