コロナウイルスが世界中で猛威をふるっている中、普段から体を鍛えているとは言っても、不安な気持ちで過ごしている方も多いのではないでしょうか。
こんな時は、マスクなどの外的なものに頼りきるのではなく、自分自身の免疫力を高めることがなによりも大切!
免疫力を高めるには、「よく食べてよく寝るのがいい」と聞きますが、もっと具体的な方法は無いの?って思ったこと、ないですか?
免疫力が高まっているかどうかもコロナウイルス自体も、目に見えないからわかりづらい。だから、不安が拭えないんじゃないかと思います。
そこで紹介したいのが、最古の伝統医学と言われる「アーユルヴェーダ」の知恵。ヨガの姉妹哲学とも言われていて、私自身も、ヨガと併せて学びを深めているところです。
アーユルヴェーダは、ライフスタイルや食生活など、私たちの生活を幅広くカバーし、より快適でよりよい人生を生きられるようにサポートしてくれるもの。
今回紹介するのは、私が実際に生活に取り入れ、効果を実感している3つの知恵。どれも習慣化しやすく、子どもと一緒に行いやすいものばかりなので、ぜひ一緒にやってみて。
1.朝起きたら、鏡の前で「自分の舌」をチェックすること
アーユルヴェーダでは、舌の表面が白っぽくなっていると「食べたものを胃腸がうまく消化できていない」というサイン。
自分の消化力が目に見えるって、新しくないですか!?とってもいいですよね!
「消化できているかどうか」って、これまでは、排泄が毎日あるか、なんとなくお腹が気持ち悪い、といったことでしか測れなかったと思いますが、この方法は「目で見える」んです。
子どもたちの舌を見せてもらうと、びっくりするほどキレイだったりします。
そして、どんなに体に良いものを選んで食べていても、うまく消化できていなければ意味がないですよね。消化できなかったものは、体の中でガスを発生させ、かえって体に悪影響を与える可能性も。
自分の体が、前日に食べたものをしっかり消化できているかどうか、毎朝の舌チェックで確認してみましょう。
白っぽくなっていたら、その日は胃腸が休めるような食事を心掛けて!
冷たいものやパサパサしたものを避け、消化しやすいものを食べるようにしましょう。
タンスクレイパーを持っている人は、舌の表面についている白い苔を取り除いてみて。スプーンの端でもOK。でも、歯ブラシは汚れを押し込んでしまうので、使わないでくださいね。
汚れを落とすと味覚もアップして、一石二鳥。食事がますます美味しく感じられますよ。
2.白湯を飲むこと
舌チェックの後、最初に体に入れるものを「白湯」にしてみましょう。
体温と同じくらいのお湯がいいですね。
痰が絡むときは、少し熱めのお湯が役立ちます。
体の70%は水分だから、常に新鮮な水と取り替えられるようにしたいですね。
3.「温かくてしっとりしたもの」を選んで食べること
そして、食事は「温かくてしっとりしたものを選んで食べること」。
アーユルヴェーダでは、キッチャリーと呼ばれるお粥を食べることが多いけれど、作れなくても大丈夫。
冷たくて乾燥した風が吹く今の時期はヴァータ(風の性質)が高まっていると考えられていて、これと反対の「温かくてしっとりしたもの」を食べることでバランスが取れ、安定した体と心になると考えられています。
スープやお粥じゃなくても、白湯や温めた牛乳、シナモンを加えてソテーしたりんごでもOK!毎日の食事の中で、「温かくてしっとりしたもの」を積極的に取り入れることで免疫力がアップするから、ぜひ取り入れてみて。
我が家の子どもたちが大好きな「ソテーしたシナモンりんご」
免疫は、言い換えると、体を守ってくれている見えないバリアのこと。
マスクで口と鼻を覆っても、免疫力が落ちていたら防げるはずのものも防ぐことは難しくなる。免疫力を高めることは、きっとマスクを付けることよりも強力なはず。
明日の朝、目が覚めたら、あなたも「舌チェック」と「朝一番の白湯」、そして「温かくてしっとりしたものを選んで食べること」を始めてみて。
アーユルヴェーダの知恵で自分の体を観察する力を身に着け、免疫力をアップさせましょう。
昔から「ピンチはチャンス」とよく言いますよね!
「自分の体を観察する習慣をつける絶好の機会」と前向きに捉えてみましょう。
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